この記事では
足し算、引き算などの四則演算の
pythonでの書き方をわかりやすくご紹介します!
初心者の方はもちろん、pythonのコードが書ける方も復習として
ぜひご参考ください!
またpythonやpythonの勉強法については
こちらをご参考ください!
pythonの基本的な四則演算の書き方

最初に「基本的な四則演算の書き方」をご紹介します!
数値計算はint型かfloat型で行う
まずは「四則演算を行う変数の型」です。
「変数の型って何?」という方はこちらをご参考ください!
四則演算は数値のデータに対して行うため
もし変数がstr型の場合は、int関数やfloat関数を使って型の変換を行いましょう!
# 文字列として"2"を代入
num = "2"
# <class 'str'>と出力
print(type(num))
# int型に変換
int_num = int(num)
# <class 'int'>と出力
print(type(int_num))
# float型に変換
float_num = float(num)
# <class 'float'>と出力
print(type(float_num))
足し算・引き算・掛け算
次は「足し算・引き算・掛け算」をご紹介します。

あれ?割り算は?
割り算は少しだけ複雑なので、先に簡単な3つをご紹介します。
足し算・引き算・掛け算の書き方は
算数や数学で習った書き方とまったく同じです!
(数値)+(数値)
(数値)-(数値)
(数値)*(数値)
a = 3
b = 2
# 足し算
print(a + b)
# 5と出力
# 引き算
print(a - b)
# 1と出力
# 掛け算
print(a * b)
# 6と出力
掛け算は記号が×
ではなく*
なので注意しましょう!
割り算は3種類ある
次は「割り算」です。
割り算は書き方が「3種類」あるため少し複雑です。
まずは普段使っている普通の割り算です。
(数値)/(数値)
a = 5
b = 2
# 割り算
print(a / b)
# 2.5と出力
残りの2種類は割り算の「商」と「余り」を求める計算です。
「商」と「余り」は算数で習った小数を使わない割り算の方法で、登場したものです。
5 ÷ 2 = 2(商)… 1(余り)
「商」と「余り」を求めるコードは以下のように書きます。
(数値)//(数値)
(数値)%(数値)
a = 5
b = 2
# 商を求める
print(a // b)
# 2と出力
# 余りを求める
print(a % b)
# 1と出力

でも「商」と「余り」なんて使う場面あるの?
「商」と「余り」は様々な場面で使用します!
例えば「〜秒」を「〜時間〜分〜秒」に変換する時に使用します!
# 1万秒が何時間何分何秒か計算
time = 10000
# 時間を計算
hour = time // 3600
# 分を計算
min = time % 3600 // 60
# 秒を計算
sec = time % 3600 % 60
# 2時間46分40秒と出力
print("{}時間{}分{}秒".format(hour, min, sec))
最後の行で使用したformat関数については
こちらで紹介しているので、ぜひご参考ください!
括弧を使った計算
次は「括弧を使った計算」です。
pythonでも通常の計算と同様に()
で括った部分を先に計算できます!
a = 3
b = 2
c = 4
# 足し算を先に計算
print(a * (b + c))
# 18と出力
累乗
最後は「累乗」です。
累乗とは同じ数を複数回掛け合わせる計算です。
累乗はpythonで以下のように書きます!
(数値)**(数値)
a = 2
b = 3
# 8と出力
print(2 ** 3)
普段エクセルを頻繁使う方は2^3
と書かないように注意しましょう!
複合演算子を使った書き方

次は「複合演算子を使った書き方」をご紹介します!
変数に代入されている数値に計算を加えたい時
複合演算子は「変数に代入されている数値に計算を加えたい時」に使用します。

どうゆうこと??
例えば「送料が700円の通販サイト」のプログラムを考えます。
すると以下のように合計金額を計算します。
- 商品の合計金額を計算
- 送料を合計金額に追加
この場合、「商品の合計金額」と「送料込みの合計金額」で
2つの変数を用意する必要があります。
# 机の金額
table = 10000
# 椅子の金額
chair = 4000
# 商品の合計金額
total = table + chair * 4
# 送料
shipping_fee = 700
# 送料込みの合計金額
new_total = total + shipping_fee
# 26700円と出力
print("{}円".format(new_total))
もし
total
に代入された金額に後から送料を追加できたら
用意する変数が1つのみで楽ですよね?
そこで「複合演算子」を使います!
複合演算子を使う!
複合演算子は
「代入されている数値に計算を加えた後再度代入」が出来ます。
足し算の複合演算子は以下のように書きます。
(数値が代入されている変数)+=(加える数値や変数)
複合演算子を使って先程の通販サイトのプログラムを書き換えます。
# 机の金額
table = 10000
# 椅子の金額
chair = 4000
# 商品の合計金額
total = table + chair * 4
# 送料
shipping_fee = 700
# 送料込みの合計金額
total += shipping_fee
# 26700円と出力
print("{}円".format(total))
変数の数も減り見た目もシンプルになったことがわかると思います!
また複合演算子は足し算以外にも、今回紹介した全ての計算で使用できます!
- 足し算
+=
- 引き算
-=
- 掛け算
*=
- 割り算
/=, //=, %=
- 累乗
**=
まとめ
今回はpythonでの四則演算について
- 基本の四則演算の書き方
- 複合演算子を使った書き方
という流れで紹介しました。
四則演算は書き方も単純ですぐに理解できると思います。
ただstr型のまま計算を行ってしまうとエラーが発生してしまうので
変数の型には注意しましょう!
またPythonの基本的な文法はこちらで詳しく紹介しているので
ぜひご参考ください!